kishin 貴真

20200816

/PHOTOGRAPH

夜空の深み 柔らぎの時

Nikon Df:NIKKOR-N・C Auto 24mm F2.8:ISO16000 f2.8 1s

暑い夏。寝苦しい夏。空を見上げると雲の気配が無かったので思い立って星景撮影に行く。
港に向かい街中から離れるにしたがって徐々に街明かりが遠のき夜空の暗さが増しては、星々の囁き声がいよいよ高まっていく、そんな夜であった。肉眼でもよく見える賑やかな星空が柔らかい波のリズムと相まって心を揺らし癒してくれる。

日付が変わるころから撮影を始めてのんびりゆったりと続ける。
ノイズリダクションを含めてワンショット2~3分かかる長時間露光なので、撮影をしながら星空の見事なまでの深みに思いを馳せて存分に味わうことができた。

Nikon Df:NIKKOR-N・C Auto 24mm F2.8:ISO800 f2.8 61s

今回の装備はシンプルに、Nikon DfにNIKKOR-N・C Auto 24mm F2.8、フィルターはKenkoのスターリーナイトMC プロソフトン(A)、そして三脚とリモートレリーズは星景撮影には必須。

今回は灯台に魅せられて随分と時間を費やした。
暗い夜空を遠くまで照らす光になんだか色々と考えさせられつつ、光学的にも星景撮影+灯台は難しい被写体だなということも教えられて良い機会となった。

フィルターを付けたり外したり、画角を微調整したり、ホワイトバランスを色々と変えてみたり、チョコレイトをかじったり、撮影位置を探してぷらぷら歩いたり、そんな風に時間を忘れて撮影するのはやはりとても愉しい。途中「こんな夜中に何をしてるんだ?」と野良猫が偵察しに来たのを「お前もな」と返したりしつつ、気付けば東の空に薄らと光の気配が感じられる時間になっていた。その間、予備のバッテリーの出番は無しで相変わらずNikon Dfの省電力性は素晴らしいなと実感する。

まだしばらくは続くであろう暑い夏。
空模様を見ながらまたふらりと近場での星景撮影を楽しみたいと思っている。

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