kishin 貴真

20210103

/FOODS

味惑の大人ココア:ウヰスキー13.4%

寒い季節になると恋しくなるのがホットココア。
カカオ成分を多く含んだ “ハイカカオ” タイプのものはビターでちょっと大人な味わいで美味しいが、私は別の方法で作る大人な味わいのビターでスウィートなココアを愛飲する。

『ウヰスキー13.4%』

これが私のベストバランス。
市販のミルクココアは大抵が牛乳120mlに対してココア粉末を○g溶かして作るタイプが多いが、この牛乳量のうち、13.4%をウイスキーに置き換える、つまり牛乳104ml:ウイスキー16mlの割合にすることで、完璧な大人ココアを作ることができる。

この完璧さは、もちろん主観である。

以前は作る度に目分量でウイスキーを加えていたのだが、ウイスキー感が強すぎたり弱すぎたりで毎回安定せず満足できないことも少なくなかったため、ある時、キッチンスケールで正確に計ってベストバランスを究めてみた、その結果が13.4%である。それ以降は毎回正確に計ることを怠ってはいない。どうせ作るなら美味しい方が良いのだから。

ココアにウイスキーを加えるなら、ビターなハイカカオタイプではなく甘いタイプの方が良い。ウイスキーを加えることでスモーキーでビターな味わいになるため、ハイカカオでは苦味が強くなりすぎてバランスが悪く感じる。なので、ベースにするココアは一般的な甘めのミルクココアの方がおすすめで、更には、甘いのが好きならばハチミツを軽く加えることで栄養素的にも一層優れたほっこりまったり濃厚なホットドリンクに仕上がる。

ちなみにココアは、スーパーでは森永とバンホーテンが2大勢力として販売されているが、私はバンホーテンを選んでいる。理由はふたつで、ひとつはウイスキーとの相性が良いと感じているためで、もうひとつはバンホーテンの方が溶かすのが容易であるため。森永のココアはどれも、まずは少量のお湯などで練ってから徐々に水分量を増やすという結構な手間をかけないとダマになりやすいのが如何ともし難いのだが、バンホーテンではそれがないので手軽で作りやすい。

体が冷えるこの季節は、温かい飲み物で内側から温めることも免疫力向上には効果的だ。

また、温かい飲み物 ─ 特に “神の食べ物” の異名を持つテオブロミン(語源はギリシア語で神を意味する「theo」・食べ物を意味する「broma」)を含むココアは自律神経を整え精神的な安定にも高い効果があるといわれている。年始のゆるやかな夜のひとときに大人ココアに包まれて甘い気分で眠りにつくのは幸福至極である。

Twitter