20240823

/PHOTOGRAPH

写真撮影にメガネストラップ

普段、生活している時には眼鏡はかけていないのだが、仕事をする時や何かを良く見たい時には眼鏡をかける必要がある。しかし、カメラのファインダーはカメラ自体の視度調整機能を視力に合わせて適切に設定しているため肉眼で覗く必要があり、眼鏡をかけている場合には一旦外さなければならない。

ここ数年は眼鏡市場のZEROGRAという眼鏡を使っている。
ZEROGRAに限らず、長年愛用している眼鏡が折り畳むことのできないタイプだということも大いに影響している話なのだが、カメラのファインダーを覗く際には眼鏡を外す必要がある訳だが、外した眼鏡をいちいち眼鏡ケースに仕舞うのも面倒だし、ちょっと額にずらしておくと汗や指紋が眼鏡のレンズについてしまったりするのも煩わしいので、眼鏡は扱いが厄介だ。

折り畳めるタイプなら、襟に引っ掛けておいたり鞄や胸のポケットに挿しておくこともできるのだが、ツルがびよんびよんしているタイプの眼鏡ではそれができないので、そろそろこの問題を解決しようと思い、メガネストラップを使ってみることにした。

メガネストラップというと、ファブリック素材やレザー素材でなにやら装飾がジャラジャラ付いてしまっているものや金属チェーンで変に上品ぶったものというイメージがあって、自分としては使いたいと思えるアイテムではなかったのだが、そんな商品ばかりではないだろうと考え直して探してみた。

ファッション性とかいらない。
劣化が激しそうなファブリック製やレザー製ではなくシリコン製がいい。
構造としてメガネストラップという機能だけをシンプルに体現しているようなモノがいい。

その条件で探して見つけた商品を早速入手してみた。
2mm程の細いシリコン製の紐の両端がちょっと太くなっていて、大きさが異なる3つの穴が空いている構造。この穴に眼鏡のツルを固定できるようになっている。

これで充分だ。

使ってみると実に快適で、かけていた眼鏡をさっと外して首にぶら下げてファインダーを覗いたり、撮影し終わってまた眼鏡をかけ直す動作もスムースに行える。ストラップの重量が2.7gしかなく、無用なジャラジャラ感や硬い素材が顔や首に当たる違和感も無いデザインなので使っていることさえ忘れてしまう使い心地がとても素晴らしい。

細くて柔軟性のあるシリコン製なので、使わない時はコンパクトに丸めて眼鏡ケースに収納しておけるし、眼鏡と一緒に保管しておいてもレンズを傷つけることもない。眼鏡のツルを通す穴は適度な伸縮性があるので使う時はササッと眼鏡に装着できる。シリコンなので当然、汚れた時には丸っと水洗いすることも可能なので清潔に保てる。

カメラを持ち歩いている時は特に「よく見たい瞬間」と「撮りたい瞬間」が交互に訪れる様な状況であることも多いので、眼鏡の扱い方に関する問題がこのメガネストラップで解決できそう。

今回入手した物の長さは60cmだが、私の使用感だとあと6cm長ければ(首にかけた時に眼鏡があと3cm下になれば)完璧だなと感じてはいるけれども、とりあえずはこのメガネストラップを使っていきたいと思っている。

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