kishin 貴真

20200418

/THINK

身体を動かせ、然もなくば思考せよ

COVID-19の影響で時間の余裕が大幅に出来た。その分、収入も大幅に減少するのだが、こればかりは止む無しと受け入れる他はない。時間の余裕が出来たといっても、その時間は暇になるのではなくすぐに埋まっていく。

私の場合、“暇つぶし” という行動がまず無く、作品制作や素材の検証・試行、情報の収集・考察、新しい技術や教養を身につける為の勉強や実践、健康維持の為の運動や日光浴、食を楽しむ為の自分レシピの開発 ─ 等々、いつもやりたいことが色々とある中で優先順位をつけて処理しているので、持ち時間が増えるのは必ずしもネガティブなことではないと受け止め、楽しいことに目を向けてゆく。

つい先日、図書館で本を2冊借りてきた ─ 稲垣足穂。

6年ほど前に断捨離を行った際に、所有していた大量の本を全て処分した後は、各地にある図書館を “自分の本棚” として設定して日々活用していたのだが、COVID-19によって貸出しサービスが事前予約分のみに変更になってしまったのを見て、今後近いうちに予約貸出しを含めた全サービスの停止が来るだろうと予感、先手を打って2冊借りておいた。それから一週間と経たないうちに予想通りの図書館臨時休館が実施された。

しばらくの間は “自分の本棚” にある本を自由に読めなくなってしまったのは残念であるが、しかし借りておいた本の一冊は分厚く500ページもあるのは幸いであった。本を読むのが遅い私なので、500ページもあれば3週間近くは読書欲を満たすことができるであろう。

天気が良い日には、日光浴でビタミンDを生成するために、本と淹れたて珈琲を持って人気の無い場所に行き、のんびりと一時間ほど読書をするのが最近の楽しみとなっている。

1コか2コのパンか鯛焼きを買っていくこともあり、そんな時にはスズメかカラスが近くに寄って来たら少しちぎってお裾分け。特にカラスは、一般的には何故か嫌われ者キャラとなってしまっているが、よくよく観察すると遊びが大好きで実に愉快な賢い鳥だということが随所に感じられるのだが、なかなかどうして誤解されたままなのは賢いが故であろうが実に不憫である。

Nikon Df:NIKKOR-Q Auto 200mm F4:ISO200 f5.6 1/1600

人間は一箇所にじぃっと閉じ籠もって正常に機能するようには出来ていない。
という事実は、まさに今知っておく必要のある重要な情報のひとつだと考えている。

筋トレやストレッチで筋肉を動かし、散歩やジョギングで骨に振動を与え、日光浴でビタミンDを生成し、身体を動かせない状況では頭を動かし思考する、食物繊維を豊富に含んだ食事で腸内環境を整え免疫が暴走しないように安定させ、入浴にはたっぷりと時間をかけて体温を上昇させ体と眼と魂のコリをほぐす。

こうしたことが免疫機能を向上させると同時に、外出自粛長期化の弊害として懸念されるキャビンフィーバーを退ける効果もあることは医学的にもある程度実証されていることであろうし、自分の経験としても、こうした行動をしばらく取れない日々が続くと心身のバランスに違和感を感じ始めることを実感してきたので、間違いはないだろうと考えている。

感染症に関しては感染しないように物理的な防衛を粛々と続けるしかないが、精神的部分での健全な活動まで停滞させてしまわないよう気をつけていきたい。ここはある程度意識していないと、世の風向きや不可解でいびつな情報に流されて思いのほか容易にダークサイドに滑り堕ちてしまいかねない。

目下の状況は厳しくとも前向きに日々のささやかな豊かさを積み重ねていきたい。

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