kishin 貴真

20220906

/OTHERSPHOTOGRAPH

安佐動物公園の夏色

Nikon Df:Asahi Opt. Super-Takumar 28mm F3.5:ISO200 f5.6 1/800

朝からスカッとよく晴れた日曜日、ふとサイクリングがてら安佐動物公園に行ってみることにした。16kmの距離なので、STRiDAならば1.5時間程度で到着するだろうと軽い気持ちで出発したのだが、最後の3kmはSTRiDAでは厳しい上り坂であったため、太陽が容赦なく熱波を叩きつけてくる中ひたすら自転車を引きずりながら45分ほどかけて、はぁはぁと息を切らせて登りきり、倒れそうになってようやく到着した。

人間達よ、多少体力に自信があったところで、夏の猛烈太陽の前では無力に等しいのだということを忘れてはいけない。

Nikon Df:Asahi Opt. Super-Takumar 28mm F3.5:ISO200 f5.6 1/500

日曜日なので混雑しているかもしれないと思ったが、日中は思いのほか来園客は多くはなくて、広い園内をのんびりとした空気感の中で見て回ることができた。この日は閉園時間が遅くなる『納涼ナイト☆サファリ』というイベントの日だったので、もしかしたら夕刻から混雑するのかなぁなどと考えながら、いくつかの好きな動物をのんびりと見て回って、よいリフレッシュになった。

Nikon Df:Asahi Opt. Super-Takumar 135mm F3.5:ISO200 f3.5 1/400

この動物公園で一番好きなのはミーアキャットで、ンンンンッと鳴きながら動き回る姿や、ちょっと立ち止まってはきょろきょろと周りを見渡す仕草が可愛くて、何度来ても毎回ずーーーっと見てしまう。よく見ると意志を感じさせる賢そうな目つき顔つきが意外とリアルなのも気になる動物。

それにしてもTakumarシリーズは本当に良いレンズだなと感心した。

ミーアキャットは、Super-Takumar 135mm F3.5で撮影していたのだが、半世紀前の中古レンズとはいえ290円という価格とレンズ性能とのバランスがおかしすぎるだろうというほどによく写る。特に135mmの中望遠レンズは、タクマーに限らず人気の無い画角のようだが、個人的には背景を処理しつつ明確に被写体を切り抜くことができる、割と扱いやすい画角だと感じているので、Ai Nikkor 135mm F3.5なども持ち出すことは多い。

Nikon Df:Asahi Opt. Super-Takumar 135mm F3.5:ISO400 f3.5 1/400

二羽の鳥さんが崖の上でグスタフ・クリムトの〈接吻〉ごっこをやっていたのもよく撮れていた。小さな鳥は絶え間なくよく動くのでマニュアルフォーカスだとなかなかピント面をシャープに捉えるのは難しいのだが、カメラのオート機能任せにせずに微細な指先感覚に集中している瞬間もまた、写真撮影の面白さを感じる愉しい時間だったりする。

Nikon Df:Asahi Opt. Super-Takumar 135mm F3.5:ISO100 f3.5 1/400

Nikon Df:Asahi Opt. Super-Takumar 135mm F3.5:ISO200 f5.6 1/2000

見上げれば、夏らしいモクモク。

Dfのイメージセンサーがピッカピカだからシンプルな構図も撮っていて気持ちがいい。こういうカットを見ると、カメラは日頃のメンテナンスってとても大事だなと実感する。

Nikon Df:Asahi Opt. Super-Takumar 135mm F3.5:ISO400 f3.5 1/800

いつもなら次第に客の数が減っていく16時頃になると、想像していたよりもどんどん来場客が増えてきて、広々とした通路でも気をつけないと人にぶつかってしまうくらいに混雑し始めてきたところでこの日は満足して帰ることにした。

炎天下の屋外施設は “快適” とは云えないが、やはりたまにはこうした屋外の空気に季節に太陽光に存分に包まれるリフレッシュも必要なのだと、身体は知っているような気がした良い一日だった。

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