20250126

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マドンナ大福

あわびや餅店 『マドンナ大福』

しまなみ街道をSTRiDAで行き、大三島にある《WAKKA CAFE》で開催されている冬季限定スイーツビュッフェを楽しんだのは昨年12月。その時に思いがけず美味しくていっぱい食べてしまったのが『マドンナ』という品種のみかんであった。酸っぱさが控えめで、薄皮ジューシーな甘い果肉がとても美味しくて印象に残っていた。

そして、今日出会ったのは『マドンナ大福』。

いつもお世話になっている《あわびや餅店》さんに大好物のバター餅を買いに行くと、大福が並んでいるケース内に他の大福に比べて一回り大きい見慣れない大福があることに気がついた。それがマドンナ大福であった。

昨年のスイーツビュッフェの記憶とリンクしてその名前からすぐに何が入っているのか分かったので、これも購入する。聞けば「松山のみかん生産者からマドンナを使ってみてよ」と言われて作った新作だという。

薄く包まれた餅をうっすらと透けて見える果肉の色が上品で綺麗。

中には、外皮をむいたマドンナみかんが丸々一個入っていて、カットしてみると美しい果肉のみかん色が現れた。食べてみると、外側の柔らか~い餅は幸せの口当たりで、そのすぐ内側からマドンナの甘い果汁が溢れ出し、その果肉の美味しさを邪魔しない程度の量でバランスよく入れ込まれた白餡の甘さが絡んでくる。これはかなり美味しい大福だと思う。

マドンナという品種の酸味の少なさや果肉のジューシーさ、薄皮の柔らかさが、白餡と合わせて大福にするのに相性が良いのだと感じた。

新作ということで、季節限定になるのか? 今後定番商品化するのか? それは分からないけれど、また出会えたら食べたい一品として記憶しておきたい。

もちろん、安定の美味しさの『バター餅』も購入した。

これは、初めて今治を訪れた時に偶然店の前を通りかかって購入して食べた時に感動して以来、繰り返し食べている定番商品。不思議とサクッとした歯切れの良い餅で、ほんのりとしたバターの風味と品の良い甘さがクセになる。今後もこれは食べ続けることになるだろう。

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