kishin 貴真

20190613

  /  DESIGNFOODS

野田琺瑯でぬか床を飼う

ぬか床

なんとな~く、以前から頭の隅っこの方で気にはなっていた “ぬか床”。
齢を重ねるにつれ、お漬物の旨さが身に沁みるようになると、例えば定食などに2~3切れお漬物が添えられているだけ、それが有るのと無いのとではテンションが大きく変わってくる自分がいることに気付いたりもする。

美味しいぬか漬けを自分で作れたら楽しいだろうなとは思いつつも、毎日の管理が大変そうでなかなか着手できずにいたのだが、何となしにぬか床づくりに関するWebサイトをいくつか見て回っているうちに、思っていたよりも難易度は高くなさそうだなぁと感じたので実践してみることにした。

始めるからには続けたいので、道具選びは慎重に脳内リハーサルを重ね、熟慮した結果、ぬか床の容器として野田琺瑯の〈ラウンドストッカー 18cm〉を購入した。

野田琺瑯 ラウンドストッカー 18cm

特に重要視した点はいくつかある。

○サイズ
まずは小規模のぬか床で十分なので、2kgのぬか床を余裕を持って扱えるサイズを選択した。購入したラウンドストッカーは容量4.5Lなので、今後もうちょっとぬか床の量を増やしたくなっても対応できる。2kgのぬか床でも、蕪1個、胡瓜1本、人参半分くらいなら余裕で漬けることができるので、現状では必要十分。

○形状
家庭での小規模なぬか床づくりの場合には、冷蔵庫にもすっきりと収納できるように平らで角形の容器を選択する人も多いようなのだが、頻繁に底からごっそりと混ぜるという作業や、作業後に内側面の汚れを拭い取って清潔に保つという一連の動作を考えると、どう考えても深さのある円形の方が良いだろうと判断。

○デザイン
やはり道具というものは、特に頻繁に扱う道具というものは美しい方がより作業が楽しくなるものである。野田琺瑯の製品はシンプルかつ実用的で “用の美” を備えたキレイなものが多いので気に入った。

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まだ、ぬかに触ったこともない者が想像だけで容器を選択した訳だが、結果としては大正解だったと感じている。ぬか床づくりを始めて一ヶ月ほどが経過したが、この間、野田琺瑯のキレイで扱いやすいラウンドストッカーのおかげもあって楽しくぬか床の飼育を進めることができている。

Nikon Df:Voigtländer ULTRON 40mm F2 SLII Aspherical + Kenko NA Macro TELEPLUS MC7:ISO400 f2 1/640

最初期の育成が終わり、ここ数日は、前日の夜に漬けておいたぬか漬けを夕食時に小皿にそっと乗せていただくのが楽しみのひとつとなっている。当然まだまだ深みのある味わいとは言えないが、一昼夜ぬかに漬けておくだけでほどよい風味と塩味が野菜を美味しくしてくれるのがとても嬉しくて楽しい。

完全熟成にはまだまだ数ヶ月かかるようだが、とりあえずは漬けたものが美味しく食べられるぬか床に育ってくれているようなので一安心である。まだ、冒険はせずに定番の胡瓜、蕪、人参、茄子、長芋などを漬けて味わっているが、今後は様々な旬の野菜をぬか漬けにして楽しんでみたいと思っている。


野田琺瑯 ロゴ

ちなみに、野田琺瑯のロゴ(シンボルマーク)は、ひらがなの「の」を意匠化したものだと思われるが、そのシェイプや雰囲気は素敵だ。“シンプル” ではあるが決して “単純” ではなく、現代的でバランス感覚の良い、見ていて心地良さを感じる高いレベルのデザインだと思う。それに寄り添うまるっとしたロゴタイプも可愛いくて、製品のオシャレ感にもとてもよく似合っている。

こういう、対外的な印象にもきちんと目を向け、ただ々々既存のものを怠惰に守るだけではなく、時代の流れに合わせてアップデートしていく姿勢を持っている会社は、メーカーとしての芯が感じられ、信頼できるという印象を受けるものである。

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