kishin 貴真

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20230918

/ARTDESIGN

来春、個展を開催

元々は2020年に個展を開こうと考えていたのだが、全世界的に厄介なことになってしまったので一旦止めて、仕切り直しつつ色々と考えていた。結果としては、展示できる作品の層も厚くなったので良かったと思っている。

貴真 個展 ~捨象主義から塑像へつながる~

開催は来春1月に決めた。会場の確保も済んでいる。
広島市中区袋町に位置する『gallery718』。

このギャラリーがある場所の番地が「7-18」だから「ギャラリーナナイチハチ」なのだろう。このように番地がギャラリー名称になるのはシンプルかつ明快で好きだ。有名なところでは、20世紀初頭に写真家スティーグリッツがニューヨークに開設したギャラリー「Little Galleries of Photo-Secession」が5番街291番地に位置したことから「291ギャラリー」と呼ばれるようになったことはアート史の中でもよく語られる逸話だろう。

今は、DMやポスターのデザイン、簡単な案内用Webサイトの制作、塑像の展示台の設計・製作、そしてもう少し時間があるので、あと2~3点の新作の制作などを進めている段階である。

個展の開催にあたり注力したい点は、会場の印象と動線のあり方である。

今まで、数多の個展や美術展を観てきたが、特に作家が個人で展を開催している場合には、単純に作品を壁に並べて掛けて「ハイ、終わり」というようなものが多いように感じていた。それでも駄目ということはないのだが、自分が開催するのなら、会場空間内での作品・解説パネル・展示台・観者それぞれの位置関係を脳内でシミュレーションしつつ歩き回り、観やすく且つリズムのある展開を構築してみたいと考えて、あれこれ試行錯誤しつつ練りながら愉しんでいる。

特に、作品の大きさと観者との距離という2要素の相関関係は、大きな美術館で催される美術展でさえ考慮されていないことがあり、ひとりの来場客として観ていて気になることもあるので、その点はしっかりと計算した配置にしたいと考えている。

ボードゲーム〈OVWRI〉オヴリ

油彩画、塑像、ミクストメディア作品、そして何故か自作のボードゲームもあったりして、20点前後の展示になる予定のちいさな展ではあるが、誰よりもまず自分が愉しみつつ精一杯考えながらかたちにしていきたいと思っている。

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