VOIDISM 〜捨象主義 美と沈黙〜

騒々しくめまぐるしい世界の中にあって、
感情や思想を荒々しく押し付けたりすることなく、
ふと深呼吸をするように心をリセットできるような、
静かで包容力のある寡黙な作品をめざして。

  • Ⅰ. 具象・抽象・捨象
  • Ⅱ. 色彩と形態
  • Ⅲ. 触媒としての絵画
  • Ⅳ. 絵画の意義と現代性
  • Ⅴ. 作品

Sculpture 塑像 [そぞう]

空間の中のある任意の一部を不変化し定着させる。
非日常的な形態の内部に凝縮された時間と圧力が、
その反動のように外側へと膨張しながらも
力の均衡を保ち留まり続ける。
それは増えず減じず周囲の空気を平定し、
哲人のごとく対話のためだけにそこに居て、
静穏に耳を傾け、聞き取れぬ声でささやく。

塑像作品リスト