
STRiDA(ストライダ)のペダルとして定番の《三ヶ島 FD-7》を使用していたのだが、2020年から使用してきて6年目で、折り畳みに関わる内部機構の一部が断裂して正常に使えなくなったので交換することにした。

内部の溝に断裂したカケラが詰まって折り畳みができなくなったのだが、このカケラをなんとか取り除いたら折り畳み自体は可能となり、全く使えないという感じでもなく気にしなければ使い続けられる状態には戻ったのだが、ペダルとしての剛性は当然落ちているだろうから、いっその事、別のペダルに交換してしまうことにした。
三ヶ島FD-7はフルメタル製でとても良くできたペダルで6年間トラブルも無く快適に使うことができたのだが、当初より気になっていた点がひとつあった。それは革靴の場合の靴底や甲への攻撃性である。剛性の高いフルメタルであるがゆえに攻撃性も高く、特に革靴の甲の革部分との相性が良いとは言えず傷が付くのが気になる。スポーツ系のもっと柔らかい素材で構成された靴なら問題無いだろうから、これは私の問題なのだが、とはいえ、ペダルに合わせて靴を選ぶつもりもないので、樹脂製のペダルを選ぶことにした。

元々、STRiDAに装備されていたのは樹脂製のペダルなので、それならば革靴との相性も問題無いことは分かっている。ということで、樹脂製で折り畳み機構を搭載しているペダルを探して、評判の良い《ROCKBROSの折り畳みペダル》を選択してみた。
足を乗せる部分は樹脂製だが、稼働部などコアの部分はアルミニウム合金製なので耐久性も悪くはなさそう。折り畳み機構や回転の造りはとてもしっかりしていてガタつきはなく価格の割にはかなりの好印象。さっそく、FD-7と付け替えてみた。FD-7と同様にこのROCKBROSも六角レンチで着脱可能な点も良い。なお、FD-7は8mmでROCKBROSは6mmの六角レンチを使用する。ペダルの中にはペダルレンチを使わないと着脱できない仕様のものもあるので、交換するペダルを選ぶときには手持ちの工具と相談することも重要だ。

乗って漕いだ印象も上々。樹脂(ナイロン)製の素材の柔らかさが革靴のソールに優しい感じも良く漕ぎやすさを感じる。足を乗せる部分の面積はFD-7とほぼ変わらずだが、何となくフィット感は向上した気がしている。

そして、かなり嬉しい変化が折り畳みのしやすさである。FD-7のPUSHボタンも決して悪くはないのだが、使い始めの頃の操作の軽さが経年によって次第に失われて最近では操作が渋くなっており必要とする力も多くなっていた。ROCKBROSは「押す」というより「つまむ」という感じの操作なので片手でもかなり折り畳みしやすい。新品ということもあってバネもしっかりと効いており操作にガタつきを感じることはなく信頼感が高い印象だ。
なお、販売サイトの商品レビューでも言及されていることだが、装備されているオレンジ色のリフレクターは溝に差し込んであるだけなので何かの拍子に抜け易くなっているようだ。私の場合も不意に1枚抜けたので、気が付かずに無くしてしまう前に自主的に全て抜いて、接着剤を溝に塗布してから再度差し込んで固定しておいた。

折り畳んだ状態の出っ張り長は、FD-7の54mmに対して、ROCKBROSは47mmになっている。左右合わせて14mm短くなるのは輪行袋に入れる際にもありがたい変化である。

ファーストインプレッションとしては高い評価なので、あとは耐久性である。私の場合には日常的に乗っているので、樹脂部の滑り止めとして機能している凹凸部が徐々に削れて平らになるのにどの程度の期間を要するかが主な注目点になりそうだが、これについてはFD-7の半値程度であることを考えれば、3年間トラブル無く使えれば上々と言えるだろう。