
STRiDAで走行中に「ガキッ」という音と共に軽い衝撃を足元に感じた。そして、ペダルの漕ぎが不安定になりボトムフレームが不自然に左右に揺れるのを感じる。急停止して何が起こったのか確認してみると、ステアリングピンを固定している左右のボルトのうち、左側のボルトが断裂していることに気がついた。
この状態では危険なので乗れないが、幸い家の近くだったので、頭の中でどうやって修理してやろうかと幾つかのパターンを考えながら家まで転がしていって、早速部品を外して症状の詳細を確認してみる。

このSTRIDAは購入してから4年半の間、ほぼ毎日乗っているので負荷のかかるこの部分は金属疲労によって断裂したのだろう。

断裂したボルトの先端はステアリングピンの内部に残存しているため、まずはコレを取り除く必要がある。ということで、電動ドリルに2mm径の金属加工用のドリルビットを取り付けて2つの穴を並べて掘ってから、それらを繋げてちょっと長細い形状の穴になるように加工した。
このボルトは弛まないように少量のLOCTITE 243で固定してあったので、それを溶解させるためにまずは無水エタノールを挿し、浸透させるために十数分待ってから、マイナスドライバーを差し込んで慎重に左回転させてみる。割とすんなりと回転してくれたので、そのまま回転を続けて取り出す。

無事に断裂したボルト先端を取り出すことができた。
これでステアリングピンは再利用できるので、あとは断裂したボルトの代わりを入手する必要がある。ボルトのサイズを測ってみると、ネジ部の径は8mm、長さは16mmだったので、ホームセンターに行って同じ規格のものを入手する。
STRiDA純正のボルトは六角レンチで締め付けるタイプなのだが、その取り扱いはなかったので代わりにスパナで締め付けるタイプのステンレス製『六角ボルト M8×16』を店頭で見つけたので1本62円のコレを2本購入した。

新しいボルトを使ってステアリングピンを仮設置してみた。特にグラつくようなこともなく問題なく乗れることが確認できたので、ボルトを一旦外し、弛み止めにLOCTITEを塗布してから再度締め付けて修理完了とする。
今回のトラブルではステアリングピンは再利用できる状態であったが、これ自体が使用不可能になる破損の仕方をすることも考えられる。いい機会なのでステアリングピンと純正ボルト2本を取り寄せてストックしておくことにした。
なお、ステアリングピンの正式な型名は『Steering Pin ST-SU-23』となっている。
この部品の入手方法として、近場の『サイクルベースあさひ』と、先日フリーホイールを購入した台湾の『Fantastic4Toys』で価格を調べてみたのが以下となっている。
●サイクルベースあさひ【取り寄せ】:本体3,960円+ボルト2本770円=4,730円
●Fantastic4Toys【海外通販】:本体(ボルト2本付)4,600円+送料1,600円=6,200円
今回は、サイクルベースあさひで取り寄せてみた。

お店のスタッフに話が伝わりやすいように、STRiDAの取扱説明書の18ページにある分解図の該当箇所をプリントしてイエローマーカーで印を付けたものを店頭に持っていって取り寄せを依頼した。火曜日にメーカーに発注してもらい、土曜日には入荷したので受け取ってきた。補修部品なのでパッケージなどは無く、袋にテキトーに入っているのだがこれで良い。
ステアリングピンは特殊形状なので純正品を使う必要があるが、ボルトに関しては高い値付けなのでホームセンターで販売している1/6の価格の物でも十分ではないかと思うのだが、素材や製造方法によって耐久性が異なるハズなので、もしかしたら値段相応の価値があるのかもしれない。この点については、今回代用として使用したステンレスボルトが今後どの程度耐久してくれるのかを観察してみたいと思う。