kishin 貴真

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20220520

/OTHERS

ティランジアが動き出す

カプトメデューサ [caput-medusae]

今年の初め頃からティランジア(エアプランツ)のある生活をしていて、気温の低い期間はほとんど動きもなく少々不安だったのだが、春になり気温が上がるにつれて、花を咲かせたり、子株がポコポコ出てきたり、根が伸び始めたり、新しい葉が増えたりと、9種類いるティランジア達それぞれに命を感じる動きが出てきた。成長が遅く動きがゆっくりなティランジアでも、やはり春はお好きなようだ。

カプトメデューサ [caput-medusae]

その中でも、根が生えてきたカプトメデューサ、プエブレンシス、イオナンタについては流木に着生させてみることにした。ワイヤーで吊るしておくよりも、流木やカクタス・スケルトンなどに着生させた方が安定して成長してくれるということらしいのだが、やり方の正解がいまいち分からないので、流木に穴を開けて、水苔をクッションにしてティランジアを固定してみた。さらに根が少しずつ伸びて、流木に付いてくれればよいはずなので、こんな感じで大丈夫だろう。

なお、流木は近くのホームセンターで購入したものを使用している。流木の形状は当然、自然による造形なので店頭にあるものはひとつひとつ異なる形をしている。その中から、組み合わせるティランジアのフォルムに似合うものを想像しながら探し出す行程も楽しかった。

プエブレンシス [pueblensis]

私のところにあるのは全てまだまだ小さな株ばかりなのでボリューム的な迫力は無いものの、流木との相性は単純に “格好いいなぁ” と感じている。それをさらにコンクリート製のプランター内に立てかけているのだが、この雰囲気がとても渋くて美しく、一日のはじまりに明るい陽射しの中で眺めていると枯山水の庭園を前にした時のように少しだけ気持ちが凛とするのを感じる。

流木に力強く着生してくれるまでにはもう少し時間がかかるだろうが、静かに、焦らず、ゆっくりと付き合っていくには、ティランジアは善い者たちである。

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