kishin 貴真

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20220511

/PHOTOGRAPH

Nikon Dfをドレスアップ

カメラ関連のウェブサイトで最新情報を確認していたとき、小型で鞄に入れて持ち歩くのにちょうど良さそうなブロアーを見つけた。株式会社ユーエヌという聞き慣れない会社の新製品であったが、そろそろブロアーを買い替えようと思っていたので、まずは仕様確認のために《シリコンブロアーS UNX-1343》のページにアクセスしてみた。

サイズ感や材質に問題はなさそうだったので、これを購入することに決めた。
しかし、その流れの中でブロアーよりも気になる商品に目がとまった。

ニコン用メタルシューカバー UNX-8647》である。
ニコン一眼レフカメラなどのアクセサリーシューカバーの互換となるもので、真鍮削り出しのパーツにニコンタイプの擬革を張った商品。一目見て「Nikon Dfに着けたい」と感じた。

アクセサリーシューカバー=接点の保護という用途を考えれば、安価で入手できるニコン純正のプラスティック製 BS-1でも何も問題は無いのだが、たまにはこういった、換装する意味は無いが愛用する道具としてテンションを上げてくれるアイテムに手を出してみるのも良いかなと考え、シリコンブロワーと一緒に購入してみた。

手元に届いた実物は精巧な削り出しで質感は高い印象。

早速、Nikon Dfのプラスティック製のシューカバーと差し替えてみると、差し込みがちょっと緩い印象を受けた。一旦外して、純正のものと形状を比較してみると、細かい点で違いがあることが分かった。

Nikon純正の方は簡単に抜けてしまわないように、差し込んだとき奥に位置する部分が凸形状に設計されている。この僅かな凸形状のおかげで、“抜こうとすれば簡単に抜けるが、不意に抜けて紛失することはない” という絶妙な状態で装着できている。それに対して、UNX-8647の差し込み部分の形状はフラットで引っ掛かりが無いため、ちょっとスライドするような力が加わると簡単に抜けてしまうことが分かった。

こういう微細な点の設計には、やはり “純正” のプライドというものを感じる。

ユーエヌの方も、CNC削り出し加工ならこの程度の設計は出来そうだが何故フラットにしたのか気になるところではある。凸形状の意味が理解できていなかったのか、そもそも凸形状に気がつかなかったのか、あるいは素人には分からないような技術的な障害が何かあるのか、いずれにせよ残念な点である。結果として、そのまま差し込んでおいたのでは、おそらく気が付かないうちに落として紛失してしまうだろうことは目に見えているので、弱粘着性の両面テープで接着してしまうことにした。

幸い、私の場合はアクセサリーシューは全く使わないので一度装着してしまえばもう外す必要はないのでこの対応で良しとした。

見た目もNikon Dfの雰囲気にマッチしていてとても気に入っている。本体の頂点でよく目に入る部分だということもあり、ちょっとだけ上質感が増して、Dfを使う度にテンションを上げてくれそうなアイテムである。Dfユーザーだけではなく、Nikon Z fcユーザーにもおすすめのドレスアップだといえそうだ。

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