kishin 貴真

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20160707

/DESIGN

魅力的なBeoPlay H5

BeoPlay H5

愛用しているヘッドフォンはB&OのBeoPlay H6。外出時のヘッドフォンは、秋冬などの季節には耳が暖かくて良いのだが、さすがに蒸し暑い今の季節には持ち出す気には到底ならない。そしてまた、iPhoneからはイヤフォンジャックが無くなる(?)という時流から考えてもそろそろ軽快なBluetooth接続のイヤフォンに興味が出てきている。

そんな中、Bang&OlufsenのBeoPlayラインから、待望のBluetoothイヤフォンが登場した。
BeoPlay H5

以前、BeoPlay H6と同時に登場したBeoPlay H3の試聴を行ったことがあるが、コレは音質が好みではなかったため購入は見送った経緯があるものの、最近のBeoPlayラインでは、専用のApp『Beoplay』と連携して、デバイスに搭載されているDSPのプリセットを変更できるようなので、好みの音質に調整すればおそらくは問題ないだろう。この点に関しては、実際に使ってみなければ分からないが、期待している。

BeoPlay H5

H5のデザインも、H3やH6系から引き続きJakob Wagner氏によるものとなるため、プロダクトデザインという視点からは不安はなく、高い品質を期待して良いだろう。写真を見る限りでは、美しくて今すぐにでも手に取ってみたい衝動にかられるレベルとなっている様子。

防塵防滴という仕様やファブリックケーブルを採用していることからも分かる通り、どちらかと云えばスポーティな方向に若干傾いているデザインではあるのだが、しかしそうしたシチュエーション外でも不自然さを感じさせない美しい佇まいはさすがWagner氏のセンスと云える。

磁石を応用したファンクションも使い勝手が良さそうだ。

視聴時に耳から外して、左右のハウジングに内蔵された磁石をくっつければ、ネックレス状にして首周りにかけておくことが可能となる。同時に自動的にスタンバイモードに移行して消費電力を抑える仕様となっていることも実用的で素晴らしい。

BeoPlay H5

また、この磁石は充電時にも活躍するようで、専用の充電器“Cubic Charger”の凹みにくっつけるだけで充電が始まるというのはとても良い。よくある「小さい蓋を開けてUSBケーブルを挿して…」という充電方法は美しくないし細かい作業が面倒でもあるので、こうしたシンプルな充電方式は他のメーカーも是非採用していって欲しい。

BeoPlay H5の公式仕様を見ると、左右のイヤフォンそれぞれにリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、2時間の充電で5時間動作する。この動作時間は自分の使用範囲では全く問題なく必要十分だが、一点気になるとすれば、将来的な観点でのリチウムイオンバッテリーの劣化や寿命と交換対応についてだろう。

動作に内蔵バッテリーを必要とするのはワイヤレスデバイスの宿命なのだが、内蔵バッテリーの寿命と同時にモノとしての寿命も終わってしまうというのはやはり寂しいものである。可能であれば、内蔵バッテリー交換のサポート体制はできる限り長い期間継続していって欲しいものである。

日本では、7月下旬 8月18日から販売が開始されるらしいので、評判を確認しながら購入を検討してみたいアイテムである。

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