kishin 貴真

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20230502

/ARTTHINK

すこーんと快晴なHAGW

FUJIFILM X-E1:VEB PENTACON auto 50mm F1.8 MULTI COATING:ISO200 f5.6 1/1000

ゴールデンウィークに入って連日天気の良い日が続いていて心地よい。せっかくの陽気なので混雑していなさそうなどこかに出掛けようと思い、ふらりとHAGW巡りをしてみることにした。

HAGW:Hiroshima Art Galleries Weekは、広島近辺の13のギャラリーでゴールデンウィークの9日間、様々な展示企画が催されるというイベント。その中から、STRiDAでサイクリングがてら向かってみることにしたのはアートギャラリーミヤウチ

家からはSTRiDAで80分ほどの距離だが、途中の串戸周辺でかわもと珈琲舎という喫茶店で軽食と美味しいマンデリンをいただいて少し休憩したのだが、初めて訪れたこの喫茶店は、光が明るく漂い、心地よい空気と音楽の流れるとても居心地の良い喫茶店だった。近くを通る際にはまた伺おうと思う。

FUJIFILM X-E1:VEB PENTACON auto 50mm F1.8 MULTI COATING:ISO400 f2.8 1/800

アートギャラリーミヤウチでは『あたらしい場所』という企画展が開催されていた。9名の作家による様々な作品を見ることができる。

〈山がうごく〉 野村由香 NOMURA Yuka

〈サーフェイス・サイクリング #Hiroshima〉 三ツ谷麻野 MITSUYA Asano

〈Walk〉 西松秀祐 NISHIMATSU Shusuke

〈Classified / ふり分け〉 矢野恵利子 YANO Eriko

「あぁ、なるほどね」と感じるもの、「ほぉ、面白い視点だな」と思うもの、「ん、どゆこと?」となってちょっと分からないもの、まぁ色々とあるわけだが、作品と感性は “相性” だから正解などはないと私は考えているので、愉しめるものだけを愉しめばそれで良しとしている。

それぞれの作品のテーマやメッセージ、仕掛けなどを考えながらゆっくりと観てからギャラリーを後にし、市内に戻る。そして広島芸術センターとTHE POOLの展示も見に行ってみた。あまり一日に周りすぎてもつまらないのでこの日は3ヶ所で満足することにした。

FUJIFILM X-E1:VEB PENTACON auto 50mm F1.8 MULTI COATING:ISO200 f2 1/1200

鼻歌混じりの帰り道、陽光をしっかりと受け止めて明るく輝いている花が綺麗で惹きつけられた。“芸術” の定義を「魂を豊かにしてくれるもの」とするのならば、こうしたささやかに息づく花やそれに呼応する感性もまた芸術足り得ると思うのである。

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