kishin 貴真

20180111

  /  STRiDA

タイヤ交換でSTRiDAを楽しむ

Shinko SR076 16 x 1.75

改めて入手してみると予想以上に便利が良くて、2週間足らずで既に手放せない感たっぷりのストライダ。せっかくなのでもう少しカスタマイズして楽しんでみようと思い、早速タイヤを交換してみることにした。

STRiDA 5.0JPに標準で装備されているタイヤは、標準的なサイピング(排水用の溝)が施されたごくごく一般的なトレッドパターンのタイヤである。コレが“悪い”という印象はないのだが、別のタイプのタイヤに履き替えたら走行感はどう変化するのか試してみたくなった。

タイヤに関する情報を色々と調べてみると、STRiDAユーザーに人気のタイヤといえばSchwalbe(シュワルベ)製のMarathon Racerが定番となっているようである。どうせ試すのであれば、定評があるものよりも未知なるものの方がワクワクする性分なので、Schwalbeは避けて、別のメーカーで探してみることにした。

実は、以前STRiDA LTに乗っていた時に、このMarathon Racerに履き替えようと入手したものの、LTのキャストホイールには(規格は合っているにも関わらず)付けることができず、結局は無駄金を払った形となった苦い思い出がある。その後に、LTのキャストホイールとは相性が悪い形状だが、5.0JPのスポークホイールになら使えるという情報を見つけたので、現在所有しているSTRiDAになら使えるハズなのであるが、一度痛い目をみていると、やはりそのメーカーは敬遠しようという心理が働く…Schwalbeを避けるのには、そうした理由もある。

自転車のタイヤといっても規格が様々なので、インチ数が合っていればどれでも使えるという訳ではない点には注意が必要だ。

STRiDA 5.0JPのホイールの場合の使用可能なタイヤ規格は ─

○16inch
○HE (Hooked Edge):ビード形状
○幅1.35〜1.75くらい:太すぎると折り畳んだ際に左右の磁石が付かなくなる
○ETRTO 32〜47-305

─ という感じであるが、この条件を満たすタイヤならほぼ間違いなく使用できるだろう。小径自転車タイヤの各規格に関する情報はネットに山ほど存在しているので、興味がある方は更に細かく調べてみるのも良いだろう。

そして、規格とは違うがタイヤのタイプを分ける特徴として、もうひとつ、表面に刻まれたトレッドパターンが挙げられる。大別すると、溝の無い舗装用の『スリックタイプ』か、凹凸が大きい悪路用の『ブロックタイプ』となるが、それ以外にも、センター部分はスリックでサイドがブロックになっている『セミスリックタイプ』や、ブロックというほどではない程々の溝が刻まれている『ノーマルタイプ(一般的な呼称なし)』なども存在する。

私の使用環境は95%位が舗装での走行となるため、今回はトレッドパターンが無い『スリックタイプ』を試してみることにした。『Schwalbe以外』『上記規格条件』そして『スリックタイプ』で探してみるといくつかのタイヤが候補として見つかったのだが、今回はSTRiDAへの実装報告が見当たらなかった《Shinko SR076 16 x 1.75 [ETRTO 47-305]》というタイヤを試してみることにした。

このタイヤには中心部分と周辺に若干のサイピングがあるため、厳密なスリックタイプとは言えないのだが、大枠で括って考えればスリックということで良いだろう。

注文したタイヤが手元に届いてから早速、履き替え作業を始める。
BGMはもちろんShampooだ。「もちろん」というのも変だが、STRiDAのメンテナンスをする時には何故かShampooを聴きたくなる。理由は不明だが、STRiDAはイギリス生まれで、Shampooもまたロンドン発のユニットであることが関係しているのだろうか…?

Shampooを聴きながら軽い気持ちでタイヤを交換する。STRiDAの車輪は、前後共にカンティレバー構造(片持ち構造)なので、パンク修理だろうがタイヤ交換だろうが非常に容易に行える点は、実使用上の大きな利点である。そのため“厄介で面倒な作業”とはならず、軽い気持ちでタイヤ交換さえも行える。

標準で搭載されていたタイヤとチューブを外す。

タイヤには、『16 x 1.50』『40-305』という文字が確認できる。同じサイズ情報だが、前者はHE規格での表示であり、後者はETRTO規格での表示である。そして、チューブを確認してみると、KYOWA製の『16 x 1.50/1.75』という仕様のものであった。つまり『16インチの1.50〜1.75幅のタイヤに使用可能』という意味である。今回履き替えるタイヤの幅は1.75なので、チューブはこのまま使い続けることが可能だ。

新しいタイヤ『Shinko SR076』をホイールにはめ込み、空気を十分に抜いたチューブをその中に押し込む。チューブの全周がタイヤに収まったら、この時点でちょっとだけ空気を入れて膨らませておくのがコツだ。空気を完全に抜いた状態のチューブはよじれたり平らになることで最後の工程でホイールとタイヤの間に噛みやすくなってしまうのだが、タイヤをホイールにはめ込む工程の前にチューブに空気を少しだけ入れて膨らませておくことで未然にトラブルを防ぐことができる。そうして、タイヤのビードをホイールにはめ込んでから全体をよく揉んで慣らし、最後に空気をキッチリと入れて作業完了。

STRiDA タイヤ交換

このタイヤをSTRiDAに実装した情報は見つからなかったので微かな不安はあったものの、履かせてみれば問題なく使用することができた。標準タイヤの幅は1.50であったため、若干太くなり、またサイドの白いラインも無くなり真っ黒なフェイスになったためオシャレ感は減って、どっしりとした質実剛健さが増した足元に変化した。

走行感はどうだろう。

標準装備のタイヤはノーマルタイプのトレッドパターンである為、平らな舗装を走っていても僅かではあるがゴゴゴゴゴという振動がお尻に伝わってくるのだが、それでもベルトドライブの滑らかさと静かさの優位性は高く、スムースに走れている印象はあったのだが、スリックタイプであるShinko SR076では、地面を蹴る振動が明らかに減って、より心地の良い走行感に変化した。

もうひとつ気になる耐久性に関しては、数ヶ月使ってみないことには何とも判断はつかないことなので、タイヤが擦り減ってくる半年後あたりにまた、今度は耐久性や実使用上での印象を交えてこのタイヤの使用感を書けたらよいかなと思っている。

実は、今回はほんの試しに行ったことなので、後輪のみの履き替えであったのだが、想像以上に違いがはっきりと分かる良好な結果が得られたので、近日中にも前後両輪共にスリックタイヤに履き替えてしまおうと思い、前輪用として更にもう1本注文した。しかも、同じタイヤではなく、気になっていた別のメーカーのスリックタイヤを注文してみた。これが納品されるのは結構先のことなのだが、それも楽しみである。

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