kishin 貴真

20161012

  /  THINK

おこないの正解と兆し

降水確率100%の空

先日、引越をした。
引越当日の天気予報は台風で、終日、降水確率が100%の日であった。

私はかなり強力な晴れ男という自負があり、重要な日は無理やりにでも晴れさせていたのだが、さすがに台風の真っ只中ではその能力も使えないだろうと諦めて当日を迎えた。

当日の午前中、引越の前にちょっと外出したのだが、当然どしゃ振りで大変だった。

外出先から戻り、午後一番の予約をしてある引越業者を待っていると空模様に変化が現れる。
ピンポーンと呼び鈴が鳴り、荷物を運び出す段になると、空には晴れ間さえ見えていた。冒頭の写真は、荷物を運び出した直後に撮ったもので、降水確率100%の空とは到底思えない。

つまり、そういうことである。

正しい判断をすると、その行動を行うにあたり、妨げとなる障害が自然と無くなっていくという感覚は、過去に何百回と経験しており、逆に間違っている場合には不要な障害が次々と立ちはだかり、軌道修正せよとの何者かの意思が行く手を阻むことになる。

こうしたことを、私は“兆し”と呼び、見逃さないように注意深く観察しながら生きている。

今回の引越に関しても、引越当日ばかりではなく、物件を決める際にも幾つかの兆しが現れたゆえに決定した部分もある。

例えば、初期費用の相談をした際に「引越シーズンがちょうど過ぎたばかりで」という理由で、知っていた訳でも狙った訳でもないのに初期費用を通常の半額程度にまで抑えて貰えたり、例えば、物件の内覧に向う途中に「このあたりにコインランドリーがあれば便利だな」と思って、その瞬間にふと右側を見たら、地元の人にしか分からないような小さな小さなコインランドリーがひっそりと佇んでいるのを発見したり、例えば、物件の隣のビルの一階が珍しいアーティストの作品を不定期で展示する隠れギャラリーとなっていて度々訪れている場所だったり、例えば、物件の一階では無類の猫好きの私を出迎える素振りもなく、野良猫2匹がふてぶてしくでっぷりと寝そべっていたりと、どう考えても“何か”が引越をするように促しているようにしか思えない兆しがいくつか現れていた。

何もこうしたことは霊感とかオカルトとかそういった類のものではなく、自然の摂理というか、不自然なことを行えば不自然な状態に陥るだけの話であり、つまりは「正しい行動」とは無理のない自然な行いのことであることの証明とも云える現象だろうと解釈し重要視している。

殊に人間は、そうとは意識せずに不自然に環境を変え、不自然に状況を支配しようとし、不自然に物事を歪めがちな生き物なので、自分では“普通”に行動しているつもりでも、それが実は無理のあることであり、結果として良くない状況を生み出すことに寄与していることに気がつかない場合が非常に多い為、こうした“兆し”を敏感にキャッチする感覚は磨いておく価値の十分にあるものであろう。

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